1人でもふらっと立ち寄れる炭火焼 鳥陽(とりはる)
炭火焼 鳥陽(とりはる)赤ちょうちんに「やきとり」の文字…と聞くと、どのようなお店を浮かべますか。年季の入ったカウンター、店内をうっすらと覆う煙、お店の大将とお客さんの会話で盛り上がった雰囲気…などを浮かべてしまう私は、ステレオタイプ的な人間なのかもしれません。 今回ご紹介する「炭火焼 鳥陽(とりはる)」は、背もたれ付きで座りやすいカウンター席、小上がりの座敷があり家族連れも楽しめる、店内に煙がない…など焼き鳥屋に対する私のイメージを良い意味で裏切ってくれました。 代表の山本さんは、もともと食べることが好きで、焼き鳥屋で修業する前はイタリア料理店で働いていたという少し異色の経歴の持ち主です。いつか地元高知でお店を持ちたいという夢を胸に、都内の焼き鳥屋さんで修業し、地元高知にUターンで開業しました。最初は格好良さにひかれてイタリア料理店の門をたたいたものの、別の職業に就き、先輩に連れられて入った焼き鳥屋さんで運命の出会いを果たします。「連れて行ってもらったお店は、きちんと下処理され、一本一本丁寧に炭火で焼かれていて、食べた瞬間に美味しい!と感じたんです。焼き鳥ってどこのお店で食べても大差がないという固定観念を覆され、衝撃を受けました。そこで、自分が店を持つなら焼き鳥屋さんにしようと決めたんです。」と、焼き鳥との出会いを話してくださいました。
高知県産備長炭で一本一本丁寧に
ひと手間でお客様に喜びを感じていただけるように
鳥陽は、ゆったり過ごしていただけるように、テーブル席・カウンター席・小上がりの座敷をご用意しているため、家族連れや女性客の来店も多いそうです。そんなお客様に人気なのが、「骨抜き手羽」。もともと手羽先は人気の部位ですが、骨があって食べにくいと敬遠する方がいらっしゃいました。そこで、仕入れた手羽先を一つひとつ手作業で骨抜きし、ひと手間かけることで、お年寄りやお子様でも食べやすいように提供しています。 また、お店では高知県産備長炭を使用しています。山本さんによると、炭火はガスより高温なため、表面が素早く焼け肉のうま味を逃がさないのが特長だそうです。 骨抜き手羽を食べてみると、表面はパリッと、炭火の香ばしさが鼻から抜け、中はふっくら、噛むと肉のうま味が広がりジューシーな味わいでした。 また、お店で使用しているレンジフードは、焼き台から出る煙を吸ってくれるため、店内にはほとんど煙が充満していません。服や髪に臭いがつかないように配慮されているのも、女性客や家族連れに人気の理由だと感じました。
明るい店内で、女性客も気軽に立ち寄れる
再来店したくなるお店に
鳥陽では、鶏もも肉の「ソリレス」や「鳥カルビ」、豚の脂と赤身の両方をバランスよく楽しめる「バルデッラ」など、希少部位も取り扱っています。毎日仕入れられるわけではないので、来店した際に今日の希少部位を確認する方もおり、その時になければ次のタイミングで…と再来店につながっています。また、お店では高知県産の天日塩を中心に3種類をブレンドした「塩」と、須崎市の丸共醤油を中心にみりんや砂糖をブレンドした「タレ」の2種類の味をご用意しています。今回は塩だから次回はタレで…という風に食べ比べをする方が多いそうです。 来店する際は、希少部位をチェックしてから、そして、塩・タレの両方をお楽しみください。
会社情報
社名 | 炭火焼 鳥陽(とりはる) |
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住所 | 〒780-0051 高知県高知市愛宕町1丁目6-4 岩口ビル1F |