健やかな足で生きる〜足の専門家〜
インソール&フットケア あしすと靴底に魚の目の跡が付いている
足を診る
代表の相原さんは、市内の病院に12年間勤めたあと、平成29年3月に訪問フットケアを開業しました。サービスの内容は、足の健康チェックと歩き方のチェック、爪・角質のケア、インソールの作製、靴の販売・加工、パーソナルトレーニング等です。 相原さんは、前職の病院勤務において、職員向け福利厚生のひとつである「足の悩み相談」を担当していました。 医療従事者という職業柄、長時間の立ち仕事からくる足の疲れや、痛み、外反母趾や膝の痛みに悩む職員が多く、それらの症状を和らげるために、インソールの作製、適切な靴の選び方や歩き方などを指導することが主な役割でした。 相原さんは、数百件を超える足の不調の改善に取り組むなかで、その原因が、靴の選び方や歩き方などの問題に留まらず、姿勢、体のバランスなどに起因するケースが多いことを知りました。そして、皮膚や骨、神経、血流などに起こっている問題についても勉強し、開業に至りました。 欧米は古くから靴を履く文化であるため、「足の病医」がいるのですが、日本ではまだ普及していないのが現実です。相原さんは、四国で唯一フットケアトレーナーの認定講師ライセンス(※)を持っている、まさに「足の専門家」です。※NP0オーソティックソサエティが認定するライセンス。同NPOは、医療資格を有する者、靴業界に携わる者等によって構成された足の専門家集団。人々の足の健康のため、「フットケアトレーナー」を育成している。
インソールを作製するために、足の形を確認している途中
インソールの作製
自分の好みの靴が必ずしも、自分の足に合った靴とは限りません。足は左右で形が違いますし、土踏まずの高さも同じではありません。また、日本人は少し大きめの靴を選ぶ傾向があります。本来は、足に合わせたインソールで調整すべきなのですが、多くの方が、自分の足に合わない靴をそのまま使い、気づかないうちに不調をきたしています。その一例が、足の裏のタコや魚の目、痛みなどのトラブルです。タコや魚の目がある箇所には、靴の底じきに必ず跡がついており、これは、足裏の一定の箇所に負荷がかかっている証拠でもあります。 これらのトラブルは、インソールを使用すると、改善される場合があります。相原さんは、履く人の足の形に合わせた精緻なインソールの作成を手掛けています。数ミリ単位で厚さを調整する作業は、まさに職人技です。
この後ミリ単位でクッション部分を削ります。新しくできたインソールを使用すると、靴を履いたときに小指や魚の目の痛みが無くなりました
多くの人に足のケアを
通常、足の治療をしようとしても、爪や皮膚などの症状が現れた患部への対処療法になるため、再発するケースも少なくありません。 一方、相原さんは、患部だけでなく、身体全体の状態を総合的に判断し、症状の原因を突きとめた上で、症状の根治や緩和につながるアドバイスや、インソールの作成をしています。 訪問サービスであるため、高知市内であれば出向いて、現地で不調の診断をしています。 相原さんには、「痛みが消えた」「身体が楽になった」という喜びの声が多く寄せられています。「少しでも多くの方々に足から健康になって欲しいです。また、会社の福利厚生としてもサービスをご利用いただければ嬉しいです。」その言葉には熱がこもっていました。
会社情報
社名 | インソール&フットケア あしすと |
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住所 | 高知県高知市越前町2丁目1−1 |
代表 | 相原一輝 |