香りに秘められた植物の力で心と身体のメンテナンス

BATH(バース)~アロマテラピーサロン~
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草木の香りやフルーツの香りなど、植物の香りは私たちの心や身体に元気や癒しをもたらしてくれます。植物から抽出した香りの成分を活かし、人々の美と健康に寄与する自然療法がアロマテラピーです。学生時代にアロマテラピーと出会って以来、17年以上にわたりその魅力を発信しているセラピスト、白石さんにお話を伺いました。

アロマテラピーとは

古くから私たちは、ごく身近にある植物を薬草として食べたり、肌に塗る、香りを嗅ぐなど、傷や病気を治すために利用してきました。日本でも、よもぎやハッカなどの芳香植物は「香薬」と呼ばれ、薬の原料としての役割を担ってきました。このような植物療法のなかでも「香りのチカラ」に注目したのが、アロマテラピーです。「アロマ」は香り、「テラピー」は療法を意味し、植物から抽出した香り成分である精油を施術に使用します。精油やアロマテラピーの研究が進んだ現在では、美健康の増進、リラクゼーション、スポーツ、介護や医療、予防医学などでも活用されてはじめています。

お客様の体調に合わせて精油をブレンドします。

インドへの旅行

白石さんは学生の頃、母親に連れられて幾度かインドに行ったことがあります。訪れるなかで、インドの伝統的医学であるアーユルヴェーダの施術を受ける機会があり、西洋医学とは異なる、心と身体両方の健康とバランスを大切にする考え方や施術の凄さに感銘を受けました。それからしばらく後に、母親の知り合いのアロマテラピーサロンのオーナーが開催した、アロマ石鹸づくりに参加しました。その時、ジャスミンの花のような香りに触れ、インドの神様を祭る廟に飾られていたレイの香りがよみがえり、懐かしさで胸がいっぱいになりました。アロマテラピーも心と身体の健康を大切に考える点ではアーユルヴェーダに似通っています。アーユルヴェーダの良いところを取り入れながら、自分はお客様を癒すことができるアロマテラピーを通して人々の心と身体を健康にしたいと考えるようになりました。

落ち着いた雰囲気の施術室

奇跡的な祖父の回復

高校2年生の時、白石さんはアロマテラピーを学ぶため勉強を始めました。ちょうどその頃、祖父が病気で倒れ危篤に陥りました。少しでも苦痛を和らげてあげたいとの思いから、精油を使って足つぼマッサージを施すと、驚いたことにそれまで弱っていた祖父の腎臓が元気を取り戻したのです。白石さんがアロマテラピー施術者として人生を歩む決心をした瞬間でした。白石さんは大阪の学校まで通いながらセラピストの資格を取得し、ついに21歳の時にサロンをオープンしました。ちなみに祖父は見事に死の淵から生還し、8年後に他界するまで元気に過ごしました。

予防医学への貢献

白石さんのお店には肩こりに悩むお客様や疲れを取りたいお客様が多く訪れますが、なかには、妊娠を望んでいるために体質改善をしたいお客様や心療内科から紹介を受けて来られる方います。脳は自律神経やホルモン、免疫機能を調節する働きをしています。植物から抽出される精油の香りには、これらの働きを正常に整える作用があります。例えば、認知症の改善・予防には交感神経に作用し、脳の働きを活性化するレモンやローズマリーの香りが有効です。一方、リラックスしたいときには副交感神経の働きを優位にするラベンダーやオレンジの香りを嗅ぐと良いとされています。さらに精油を加えたオイルでトリートメントをすると有効成分が血中まで溶け込み、効果的に作用します。サロンでは、お客様の状態にあわせて全身から部分的なトリートメントまで受けることができます。お客様からは、長年悩まされていた頭痛が和らいだ、むくみや冷え性が改善された、高血圧の薬を飲まなくてもよくなった、風邪を引きにくくなったなど喜びの声が多く寄せられています。インドではアーユルヴェーダが、フランスとベルギーではアロマテラピーが医療行為として認定されています。白石さんは祖父を看護した経験から、アロマテラピーの医療効果は相応に高いと感じています。今後は、代替療法や予防医学にアロマテラピーを取り入れてもらえるように、医療機関と連携したいと考えています。また、今はアーユルヴェーダとアロマテラピーの良いところを組み合わせたメニューを提供していますが、医療連携を視野にいずれはアーユルヴェーダを本格的に学び、5000年の歴史に裏打ちされた施術によってお客様の不調を改善できる技術を身に着けたいとも考えています。白石さんの夢は大きく膨らみます。

会社情報

社名 BATH(バース)~アロマテラピーサロン~
住所 〒780-0864
高知市唐人町1-22
※高知県で唯一(公社)日本アロマ環境協
会のセラピスト(施術者)の資格が取得で
きる認定校

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