長く健康で過ごせる身体作りを目指して

よしもと接骨院(株式会社 SOLA)
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肩こりや腰痛のため具合が悪い、ケガをして身体が思うように動かないなど、身体に何らかの不調があると、日々はつらつと過ごせないものです。

患部の治療はもちろんですが、身体の内部の筋肉を鍛えることで、長く健康で過ごせる身体作りを目指すのが、3カ所の接骨院とトレーニング施設SoLaBoなどを運営する、株式会社 SOLAです。今回は代表取締役の吉本さんに話を伺いました。

原点は自身のケガ

吉本さんは、柔道の練習にのめりこむ中、高校二年生の時に、背中を痛めて、腕が上がらなくなったことがありました。一向に軽くならない痛みのため、柔道を続けられなくなるのでは、という不安がつのる中、吉本さんはある接骨院の先生に助けられました。先生は、ケガの治療と同時に、練習も出来るように、テーピングやセルフトレーニングの仕方を丁寧に教えてくれました。先生の治療で腕は徐々に動くようになり、トレーニングによって筋力が戻った結果、無事柔道に復帰することができました。このとき﹁将来は先生のようにケガや痛みで苦しむ人を助けたい﹂と決心したそうです。身体の不調を根治させる治療に触れた貴重な体験でした。

伊丹での修業時代

高校を卒業した吉本さんは、東北柔道専門学校に進学、柔道を続けながら柔道整復師の資格を取得した後、兵庫県伊丹市の接骨院で約6年間修業しました。修業を始めたころは、当然ながら技術もなく、師匠の治療をみて学ぶしかありませんでした。しかし、患者さんの治療をしたい、技術を習得したい、そう思った吉本さんは、朝五時半に接骨院を開けて、急患が来るのを待ちました。すると、徐々に急患だけでなく、朝早い方が都合の良い患者さんが来てくれるようになりました。師匠や先輩がいない中での治療は緊張やプレッシャーがかかるものでしたが、患者さんの悩みが解決していく度に、患者さんに頼りにされたいという思いは強くなっていきました。尊敬する師匠と、自身の向上心で腕も磨かれたのだと想像できます。伊丹時代に学んだ事は、高知で開院する際に大いに役に立ったと、吉本さんは言います。

ストレッチボールを使った体幹トレーニング。普段使わない肩甲骨、腕の辺りの筋肉がよく伸びて気持ちが良い。 ボールから降りた時の身体の変化には感動します。

治療から見えてきたもの

高知に帰ってきた吉本さんは、平成15年に、よしもと接骨院を開院しました、修業時代の初心を忘れないため、また、早朝の需要が意外と大きいと実感していたことから、6時半から診療を始めました。その結果、朝練前の学生や、お年寄りの方々が来院してくれるようになりました。

ただ、脱臼や捻挫などのケガの治療や肩こり、腰痛などあらゆる身体の悩みに直面し、吉本さんには見えてきたものがありました。痛みをとることもできるし、ゆがんだ骨をもとに戻すこともできます。しかし、ある一定の期間が過ぎると、また同じような症状を訴えて患者さんは来るのです。原因を探るうちに、一つの結論にたどり着きました。それは体幹を鍛え、治療後の姿勢を維持できる身体作り、つまりは筋力づくりを行わなければ、身体の不調を根本的に解決することはできないということです。いくら骨を整えたところで、整えた骨を支える筋力が鍛えられていないと、元の木阿弥になってしまうのです。吉本さんが高校時代にケガをした時、治療を受けながら、筋力トレーニングをした経験がここで生きることになります。

吉本さんは、専門知識を持ったスタッフによるトレーニングが受けられる施設をオープンしたいと考えます。平成28年12月にオープンした、川沿い道場院SoLaBoです。SoLaBoには、NSCAやJCCAなど、国内外で認知度が高いトレーナー団体が認定する資格を持ったスポーツトレーナーがいます。来院する患者さんやクライアントには女性が多く、年齢層は、20代から80代まで様々です。ケガの後のリハビリや、体幹を鍛えたい、身体を引き締めたいなど、目的は様々ですが、共通するのは、健康な身体作りを目指していることです。50代のお客様が、﹁10年後の自分が楽しみだ﹂と言ってくれたことは本当に嬉しかったと、話してくれました。

約8ヶ月で40名の子供たちが入門し大所帯に

柔道で高知の希望を育てたい

少し事業のことから話は外れます。吉本さんの人生から切り離せないのが、高校生の時から打ち込んできた柔道です。SoLaBoのトレーニングルームは、週に4日柔道場としても使用しています。吉本さんは接骨院を営む傍ら、柔道も教えています。伊丹時代に修業した、接骨院の師匠も柔道教室を開いて子供たちに教えており、いつかは自分も道場を開きたいという思いを持っていました。師匠の教室には、のちのロンドンオリンピックのメダリストもいたそうです。吉本さんは、オリンピック選手など高知の希望となる子供を育てたいと考えています。

患者さんに寄り添って

吉本さんは、これからも痛みに悩む患者さんが笑顔になれるよう、患者さんに寄り添って治療をしたいと考えています。怪我があれば治療で痛みのない人生を送ってもらいたい、トレーニングでバランスや筋力を養い、本来の健康な身体を取り戻していただきたい、その言葉には熱がこもります。

会社情報

社名 よしもと接骨院(株式会社 SOLA)
住所 高知市宝永町2-20
従業員数 計10名 / 男6 女4 (2018年1月時点)
設立年月 2003年2月
企業HP http://yoshimoto-judo-therapist.com

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